難しい内容の専門書だからこそ査定眼のあるお店へ

法律、経済、医療、科学、地理、工学、美術など、その分野における知識を深めるための書籍である専門書。

特定の分野に対する専門的な内容が記載されているため、その業界で働く人や研究職などに愛読されています。

基礎的な知識がないと理解できない内容も多いため、漫画や小説、啓発本などと違って買取査定が難しい書籍の1つです。

そんな専門書を少しでも高く買取ってもらうためには、専門性や希少性をきちんと見極め、正しい買取価格を提示できるお店を利用することが大切です。

専門書の中には、古いものでも価値の高い書籍も多くあるので、せっかくの機会が無駄にならない様に、きちんとお買取店を選びましょう。

専門書を高く買取ってもらうコツ

専門書は書籍の中でも、内容の専門性が重視されるものなので、一般的な本に比べると発売から日が経っているものであっても高く買取ってもらえることがあります。

次々に発売されるものでもないので、中古販売の市場であっても価値が下がりにくいのが特徴です。

しかし、やはりどんなに価値のある本であっても、汚れやシミ、折れ曲がり、日焼けなどが目立つと買取価格が下がってしまいます。

不要になったら状態が悪くなる前に、早めに買取ってもらう方が良いでしょう。

また、紙の劣化は日光や湿度、ホコリなどから起こるだけでなく、紙自体に含まれる不純物が劣化を引き起こしてしまうことがあります。

特に、専門書の中でも古くに出版されたものは、自然劣化が起こりやすい「酸性紙」を使っている可能性が高く、どんなに綺麗に保管していても次第に紙が弱ってしまいます。

1997年以前に出版された専門書は、少しでも劣化する前に買取ってもらうようにしましょう。

美品の専門書

専門書や参考書は、勉強に利用する読み物なので、何度も読み返す方が多いかと思います。

そのため、使い込んだ専門書だと、ページがよれていたり、汚れてしまっている物もあるでしょう。

長い間使用していると、劣化してきてしまうのは仕方の無いことですが、やはり綺麗な専門書の方が高値が付くのが通常です。

使い終えた後に売ることを考えている方は、普段からできるだけ丁寧に扱うようにしましょう。

逆に、購入したけどほとんど使用しなかった専門書があれば、高価買取が期待できます。

また、カバーが破れてしまっているものや、そもそもカバーが無いものはマイナス査定になってしまうため、カバーを取って使用している方は元に戻してから査定に出すようにしてください。

医学関連の専門書

法律、経済、科学、芸術など、専門書と一言でいっても取り扱っている分野は様々ですが、

数ある分野の中でも、特に人気が高く、高価買取になりやすいのは医学書です。

医学書は元値が高い物がほとんどのため、医学を専攻する学生の中には、中古での購入を考える人もたくさんいます。

医学書は一般人が読むことはあまり無いため、万人受けせず需要は低めと思われがちですが、専門書の買取市場では高い人気があるのです。

中古でも1万円以上の値段が付くものもある程なので、不要な医学書がある方はぜひ査定に出してみてください。

歯科学、薬学、看護学、理学療法、運動療法など、ジャンル問わずに医学書は査定額が上がりやすいため、高価買取のチャンスです。

発売から日が浅い専門書

発売されたばかりの専門書は、その分野を勉強している人たちからの注目を集めているので、需要が高まっています。

専門書は元値が高いため、中には新品では購入せずに、中古に出回るのを待っている人もいる程です。

発売日から日が経っていない専門書なら、たとえ中古でも高値で売れるため、買取価格も高くなる傾向があります。

発売されてから1～3ヶ月の専門書は、多くの買取店で買取強化されるケースが多いため、査定額には期待がもてるでしょう。

また、買取店によっては「1年以内に購入した本は定価の△割で買取」といったように、書籍の買取価格を保証している所もあるため、不要になった専門書を通常よりお得に手放せます。

１．専門書の状態

専門書に限ったことではありませんが、査定に出した本の状態は、買取価格に大きく影響します。

日焼けして黄ばんだ本や、破れや水濡れによるヨレがある本よりは、当然綺麗な状態の本の方が高値で売れるため、日頃から大切に保管するようにしましょう。

ただし、専門書は元値が高い他、希少性が高い書籍も多いため、多少状態が悪くても買取してもらえる可能性は高いです。

中古市場で需要が高い専門書なら、予想以上の値段で買取されることもあるため、「綺麗じゃないから売れないかも」と思える本でも諦めずに査定に出してみましょう。

また、査定の際は本の見た目だけでなく、書籍についたニオイもチェックされます。

タバコ臭や香水のニオイが付いているものは、減額の対象になるため、余裕があれば査定前に虫干しをして、ニオイを軽減させるのが懸命です。

２．付属品の有無

専門書の場合、付属品としてCDやDVDが付いているものもあります。

基本的に、購入時に付いてきたものは書籍と一緒に買取に出すのが好ましいため、忘れずに付属品も一緒に査定に出すようにしましょう。

内容によっては、付属品が無いと買取不可になってしまったり、減額されてしまう恐れがあるため、できる限り付属品は揃えて売った方が良いです。

ただし、専門書の内容や、利用する店舗によってはCDやDVDを紛失してしまった専門書でも買取OKの所はあるので、諦めて捨ててしまう必要はありません。

買取店のHPなどを参考に、付属品の無い書籍でも買取可能かどうかチェックしたうえで専門書を買取に出すと良いでしょう。

３．専門書の発行年数

専門書の扱っている分野によっては、頻繁に内容が変わるため、発売から年数が経つほど価値が下がる傾向があります。

古い物よりは、発売されてから日が浅い書籍の方が買取価格は高くなるので、高価買取を狙うなら、早めに査定に出すように心掛けましょう。

たとえ古い専門書だとしても、現在注目を集めている分野を扱っていたり、アートや音楽など、内容が変化しにくいものは高額査定を受けられる場合もあります。

ただし、本は長期間保管しておくと、経年と共に劣化してしまうため、本の状態が綺麗な内に査定を受けるためにも、不要なことが分かっている専門書はすぐにでも売却したほうがお得でしょう。

４．店舗側の在庫状況

専門書の買取価格は、書籍の状態だけでなく、買取店の在庫状況によっても変化します。

在庫が大量にある本は、査定額も低くなりがちですが、逆に在庫が不足している需要の高い本は高額査定になります。

専門書を高く買い取って欲しいなら、自分の売りたい本の在庫が少ない所に売るべきですが、店舗の在庫状況を把握するのは非常に難しいです。

何店舗も巡って買取価格が高いお店を探すのは大変なので、高く売りたいなら再販ルートの多いネットの買取店を利用して売却するのも手でしょう。

ネットの買取店は、実店舗を構えて本を売っているわけではなく、ネットを通して全国に買い取った本を再販します。

実店舗を持つ古本屋とは異なり、全国の人に本を売ることができるため、売れ残って大量に在庫があることを理由に本の買取価格が低くなることもありません。

在庫過多を理由に減額されたくない方は、ネットを窓口とする買取店など、再販ルートの多いお店を選ぶのがオススメです。

書き込みのある専門書でも売ることはできる？

漫画や小説を売る場合は、書き込みがあると買取不可になることがほとんどですが、専門書は勉強に使う書籍のため、多少の書き込みなら買取OKとなる場合が多いです。

メモ書きやアンダーラインがあっても、値段を付けて買取してもらえるため、書き込みを理由に買取を諦める必要はありません。

ただし、買取できるかどうかは書き込みの割合にもより、全ページにわたって書き込みがあるものだと買取対象外になる恐れもあります。

店舗によって基準は異なりますが、全体の3割程度の書き込みなら査定対象になるケースが多いです。

専門書の定価が高かったり、希少価値のあるものなら、さらに書き込みの量が多くても買い取ってもらえることがあるので、まずは試しに査定に出してみるのが有効でしょう。

専門書の買取価格の相場は？いくらで売れる？

扱っている内容や定価によって買取価格の相場は異なりますが、中古でも数千円の値段が付く専門書は少なくありません。

特に医学書になると査定額は高く、美品の専門書なら3,000円前後の買取価格が望めます。

また、物理、化学、数学、生物学といった理系の専門書も同様に価値が高く、1,200円～3,000円程の値段が付くケースが多いです。

法律や経済、心理学の本は2,000円前後、公務員やTOEICといった資格試験の本は1,000円前後で買取される傾向があるため、専門書は分野問わずに買取価格が高めであることが分かります。

もちろん書き込みの有無や書籍の状態によっても査定額は変化しますが、小説や新書などに比べて高価買取が狙いやすいのは確かでしょう。